入院生活を知る

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子どもの生活に関すること

スマホやゲーム

一緒に使い方を考えてみませんか?

 スマホやゲームの利用、親御さんとしては気になってしまいますよね。しかし入院中のお子さんは地元の友達と遊べなかったり、ベッドや病室から出ることができなかったりと遊びや楽しい刺激が環境的に制限されています。スマホで外の世界とつながったり、ゲームに没頭したりする時間はお子さんにとって大切なストレス対処方法の一つなので、入院中は大目に見てあげてもいいのかなと思ってしまいます。ただやはり、やり過ぎは良くないのでまずは家族内で使用のルールを決めるのが良いでしょう。その際に大人が一方的にルールを決めてしまうのではなく、お子さんと一緒に考えてルールを決める方が子どももルールを守りやすいことが分かっています。


大人も一緒に楽しんでみては?

  またゲームの場合はお子さんが一人で遊ぶのではなく、大人も一緒に遊んでみるのもお勧めします。一緒にコミュニケーションをとりながら楽しい時間を共有できることは、子どもが時間を気にしながら遊んだり、大人はそれを注意したりするストレスを軽減し、ストレスフルな時間からストレス発散の時間に変えられるのではないでしょうか。

遊びのスペシャリストにも頼ってみましょう!

 もし病院に子どもと遊んでくれるスタッフ(保育士、CLS、HPS、子ども療養支援士など)がいるのであれば、きっとスマホやゲームの利用時間のことも気にしてくれていると思いますので、そういったスタッフに相談してみるのもよいでしょう。ベッドの上では1人でゲームをして過ごしている子も、プレイルームに集まってアナログなボードゲームやカードゲームをする、工作や手芸に挑戦する、時にはただ集まって話す、という何かしら「一人で遊ぶ」よりも「楽しそう!」と思えるものがあれば自然とそちらに興味を向けてくれます。遊びが専門のスタッフはこういった機会を作ったりしてくれるでしょう。是非相談してみてください。


参考文献
文部科学省.平成28年度 青少年を取り巻く有害環境対策の推進に係る各種調査研究.
入江 亘,長谷川大輔,神谷尚宏,他.小児病棟に入院する小児がんの子どもの生活に対する家族の意識調査.日本小児血液・がん学会雑誌 55(1):7-14, 2018. Doi: 10.11412/jspho.55.7

私がお答えしました

聖路加国際病院
チャイルド・ライフ・スペシャリスト 三浦 絵莉子

最終更新日:

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ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
子どものゲーム安心・安全対策チーム
日本小児科医会 子どもとスマホ・メディア