実際的なことは個々の病院の 状況によって異なりますので、
#3 口内炎のケア 治療の影響で口内炎ができやすくなると聞きました。どうしたらいいのでしょうか?
回答
治療の影響で口の中の粘膜に発症する炎症症状を口腔粘膜炎と言います。口腔粘膜炎に対しては、残念ながら有効な治療法がないのが現状です。そのため、発症を予防することと発症後の痛みを和らげることが重要になります。
口腔粘膜炎予防の基本は、清潔(口の中を清潔に保つこと)と保湿です。使用するお薬の副作用に唾液の分泌を抑える作用があり、お子さんの場合は、大人よりも唾液の分泌量が多い特徴はありますが、それでも口の中は乾燥しやすく、口腔粘膜炎の要因になります。そのため、保湿剤を使用し乾燥対策することが効果的です。保湿剤には処方される保湿剤と市販の保湿剤があり、種類も様々です。うがいができない方には、ジェル状のタイプもありますので、種類の選択や使い方などは、歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。